グランドワークスはなぜ石積みにこだわるのか?
とても単純な理由です。
~風景を作りたい~からです。
ヨーロッパに世界中から観光客が訪れるのは、いろんな理由があるでしょうが
なんといっても、その風景の美しさを見たいからではないでしょうか。
ローマやアマルフィー、パリの街並みなどの景観を構成している素材の多くを占めているのが
石積みです。精密に削られた大理石のアーチ。中世に造られた石積みの建築物。田舎の一見、
雑に積まれた小さな石橋や門かべ。書き出せばきりがないほどです。
振り返って、日本ではどうでしょうか?
最近特に、外国人に人気があるのは京都だそうですね。純和風の旅館が人気だそうですが、
そこにしつらえてある和風庭園や、寺院の枯山水の構成も、石と植栽ですね。
つくばいや、延べ段(石の小道)景石、灯篭など、こちらも石が多く使われています。
そんな観光スポットでなくても、日本でも石は、昔から使われてきました。
昔の面影を残す街を歩けば、その土地で採れる石を利用した野面積み、間地石積み、くずれ積み、
玉石積みなどを見ることができます。お城の石垣や武家屋敷、大きな農家などいたるところに
石積みのある風景を見ることができます。
石積みのある風景って、とても美しいとおもいませんか?
そして、美しい風景を見て育ったお子様は、きっと優しい子に育ってくれると思います。
なので私は石積みのある風景をつくりたい。
それと石積みってどこか懐かしく、ほっとしませんか?
たぶん、民族をこえて大昔から石は、人間の暮らしの身近にあって、人類共通の原風景の
一構成要素なんだとおもいます。原人類だったころ洞穴の入り口の補強に。かまどの囲いに。
川での魚採りのワナに。それこそ子供のときは石を川になげて水切りで遊び、大人になったら、
狩猟で石やりをつかいと。
また最近気づいたことですが、当社の展示場にいろいろな物がおいてありますが、お客様の お子様で2~4才ぐらいのお子さんが、特にさわりたがるのが大理石のサンプルなんです。 火と石の道具で、サルから人間に進化したころからの記憶がなせるものかと、 おもってしまいます。